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 南アメリカと言えば、キューバやブラジルなど、どちらかと言うと新興国的な印象を抱く方が多いかもしれません。しかし、それは完全なる誤解です。実際には、弱者から詐取を続ける歪んだ資本主義経済から脱するために、あらゆる努力をし続ける、人道的観点で日本より数段上をいく先進国なのです。そして日本人には、そういった事実をほとんど知らされることがありません。何故なら日本人は、敗戦後教育や操作されたマスコミ報道などによって、新自由主義的な価値観を知らず知らずのうちに植え付けられ、洗脳されているからに他なりません。歴史上、全世界で戦争が引き起こされてきた教科書に無い本当の理由や、資本主義経済に関する本当の真実を知ると、既に日本国民は、 国際金融資本(金貸し)の『お金』という権力によって、グローバル経済(大企業)と官僚政治の癒着を介し、実効支配されていることに気付くでしょう。


 南アメリカは、利益を追求するのではなく、社会的連帯を基盤とする経済活動を重んじています。非営利団体、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動など、様々な『連帯経済』が進んでいます。社会的企業、倫理的消費、市民参加型の自治体予算など 脱・資本主義への取り組みに価値観がおかれているのです。そういった貢献活動には、人として何かの役に立ちたいという本能や意欲も、より高まることでしょう。本来あるべき理想的な社会の姿ではないでしょうか。

 日本も、強欲で歪んだ資本主義を崇拝する経済大国になるのではなく、 世界に誇る人道的に高貴な精神国であることを強く願います。これからの未来を日本に生きる人々のために。